「まるで富士山!?」と噂に聞いていたマウントレーニア。日本人として一度は見たいと思っていたその山に、3歳の子どもと一緒に行ってきました!マウントレーニアは活火山で、天候が変わりやすく、なかなか全貌を見せてくれませんでしたが、ついにその美しい姿を拝むことができました。本当に壮大で美しく、感動しました。シアトルから頑張れば日帰りも可能です。ぜひ一度足を運んでみてください!雪だと思っていましたが、山にかかっている白いものはなんと氷河でした!
- マウントレーニア国立公園とは
- マウントレーニア山は活火山!?
- ビジターセンターの営業期間は事前にチェックするのがおすすめ!
- アクセス
- 国立公園への入場料
- マップ
- 子連れにもおすすめスポット
- パラダイス/Paradaise
- パラダイス周辺マップ
- パラダイスビジターセンター / Henry M. Jackson Memorial Visiter Center
- パラダイスイン / Paradise Inn
- リフレクションレイク / Reflection Lakes
- クリスティン滝 / Christine Falls
- Ricksecker Pointをとおる一方通行の道は通るべし!
- ナラダ滝 / Narada Falls
- ボックスキャニオン / Box Canyon
- ティプソーレイク / Tipsoo Lake
- サンライズ / Sunrise
- ちょこっとトレイル〜ベンチレイク&スノーレイクトレイル〜
- 宿泊先~Rainier Cottages~
- 持っていくと便利なもの
- さいごに
マウントレーニア国立公園とは
マウントレーニア国立公園(Mount Rainier National Park)は、アメリカ合衆国ワシントン州に位置する美しい国立公園です。公園の中心には標高4,392mのマウントレーニアがそびえ立ち、この山はアメリカで最も高い山の一つであり、日本の富士山(3,776m)よりも高いです。また、アメリカで5番目に古い国立公園で、1899年3月2日にオープンしました。
マウントレーニアはワシントン州の象徴的な山で、車のナンバープレートのデザインにも採用されています。
日本ではおなじみの森永乳業「マウントレーニア」の由来だそうです。ちなみに1993年2月から販売されており、2024年現在で31年目を迎えます。ロングセラーですね!
マウントレーニア山は活火山!?
レーニア山は活火山です。富士山と同じですね。150年前に噴火が起こり、現在の形は2000年前の噴火によるものです。登頂成功率は50%に満たず、25もの氷河を持つ単独の山は、アラスカを除くとこの山だけです。これらの氷河は今も動きながら、谷を削り続けています。
ビジターセンターの営業期間は事前にチェックするのがおすすめ!
私たちが訪れたのは9月でしたが、サンライズのビジターセンターは冬季の準備が進められており、すでに閉鎖されていました。サンライズはトレッキングコースが多く、訪れる人も多かったですが、ビジターセンターの閉鎖に伴い、大型トイレも使えなくなっており、数少ないトイレ(恐らく2つ程度)に長い行列ができていました。
一方、パラダイスのビジターセンターは営業しており、トイレも利用可能でした。トイレの清潔さでは、パラダイス・インのトイレのほうがきれいです。
ホワイトリバーのインフォメーションセンターには水洗トイレがあり、比較的きれいでした。ただし、こちらのインフォメーションセンターも夏季のみの営業となるのでご注意ください。
夏のシーズン中はほとんどのビジターセンターが営業していますが、秋や春、冬には多くのセンターが閉鎖されるため、訪れる際は最新情報を事前に確認することをおすすめします。
アクセス
シアトルの市街地からは車で約2時間30分から3時間程度(約65マイル、約95km)で行けます。
シアトルからの道中、途中から針葉樹林の間を進みました。背の高い木々に囲まれたまっすぐな道を進む光景は圧巻でした。カリフォルニアではあまり見られない、自然豊かな道に癒されました。ただ、レーニア山は雲に覆われていて裾野の一部しか見えませんでした…全体像が見たい!今後の天候に期待です。
ロサンゼルス空港からシアトル空港に向かう途中、綺麗な山が見えたので「これがマウント・レーニア山!?」と思ったのですが、違っていました。実際のマウント・レーニア山は雲がかかっている方でした。
国立公園への入場料
- 乗用車:$30/台
- バイク:$25/台
- 徒歩:$15/人
- 国立公園年間パス:$80/年
1年に3回以上国立公園を訪れるのであれば、年間パスがお得です。
https://www.recreation.gov/sitepass/74289
2024年のピーク期間は、入園に予約が必要でした。予約が必要な期間は以下の通りです。私は9月末に訪れたため、予約は不要でしたが、2025年以降も予約が必要になる可能性があるので、参考までに2024年の情報を記載しておきます。
◇ニスカリー & スティーブンズ・パスから入園:2024年5月24日〜2024年9月2日
◇ホワイト・リバーから入園:2024年7月4日〜2024年9月2日
行かれる前にホームページなどで最新情報をご確認ください!
マップ
(https://safarilounge.jp/online/stay/column/detail.php?id=10655&p=2)
子連れにもおすすめスポット
ヨセミテ国立公園のようにベビーカーで簡単に移動できるような観光スポットは少ないですが、駐車場からすぐにアクセスできるところを中心にご紹介します。
パラダイス/Paradaise
高山植物とともにマウントレーニアを眺めることができる、訪れるべきスポットです。たくさんのトレイルコースがあり、私たちは約30分の『Skyline Trail to Myrtle Falls』を歩きました。道は歩きやすく整備されていました。レーニア山はすぐに雲に隠れてしまうため、全体が見える瞬間がシャッターチャンスです。
Myrtle Falls(下の写真)は、おそらく雲が晴れていれば、マウントレーニアと滝の素晴らしい景色が見られるのだと思います…
トレイルの途中でちょうどマウント・レーニアが顔を出し、ベンチもあったので、そこでランチタイムにしました。宿泊先で作ったおにぎりとフルーツの節約ランチです。
ビジターセンター(Henry M. Jackson Memorial Visiter Center)からトレイルコースへ続く階段には国立公園創設者の言葉が刻まれています。残念ながらこの写真撮影時にはマウントレーニアは雲に隠れていました。
ほぼ同じ場所で撮影した写真です。山の天気はコロコロ変わるので、ちょっとの時間差でこんなにも見える範囲が変わります。
パラダイス周辺マップ
パラダイスビジターセンター / Henry M. Jackson Memorial Visiter Center
展示もあり、レンジャーも常駐しているので、情報収集のために活用したいビジターセンターです。夏のシーズン終盤だったためか、ギフトショップでは品切れの商品が見受けられました。このビジターセンターにはデリも併設されていますが、営業は11時からでした。
※ パラダイスおよびパラダイスビジターセンターの駐車場は比較的混雑しています。追加の駐車場もありますが、路上駐車になったり、ビジターセンターから遠くなることが多いため、特に子連れの方はメインの駐車場の空きを探すことをおすすめします。もちろん、空いていればの話ですが。
パラダイスイン / Paradise Inn
国立公園内にあるロッジです。ちょうど屋根の工事をしていましたが、室内には暖炉があり、落ち着いた空間になっていました。カフェ(Tatoosh Cafe)も併設されていて、パンやコーヒー、サンドイッチなどが置いてあります。また、11時以降はブレックファストメニューも提供されています。ビジターセンターの食事処よりも早い時間から営業しているので、トレイル用のランチを購入するのも良いかもしれません。
リフレクションレイク / Reflection Lakes
マウントレーニア国立公園の中で、一番気に入った場所です。国立公園には2日間滞在しましたが、どちらの日もこの場所を訪れました。湖面に映るマウントレーニアがとても美しく、感動的でした。
湖の場所によっては、湖面が静かで美しい反射を見ることができます。パラダイスから向かう場合は、リフレクションレイクの西側にある駐車場に車を停めて観光するのがおすすめです。駐車場から湖まではすぐ歩いて行けます。ただ、曇っているとやはり上の写真のようには見えません。晴れているタイミングを狙って行きました。
おすすめな場所はこちら↓
クリスティン滝 / Christine Falls
駐車場から歩いてすぐの場所に、古い橋と滝を見ることができるスポットがあります。行きは少し下り坂になっていて、濡れていると滑りやすいのでお気をつけください。
Ricksecker Pointをとおる一方通行の道は通るべし!
晴れていてマウントレーニアが見えそうな場合は、この一方通行の道を通るのがおすすめです。絶景が広がっていますよ。
ナラダ滝 / Narada Falls
こちらも駐車場から10分弱でビュースポットに着きます。パラダイスに近いので、日帰り観光でも立ち寄ることができるスポットです。
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ボックスキャニオン / Box Canyon
ボックスキャニオンは、マディ・フォーク・カウリッツ川によって彫られた狭いスロットキャニオンです。小さな橋の上から、細く深く削られた川の流れを見ることができます。ここは約800mのループ状トレイルになっており、平坦なので子連れにも優しいです。駐車場から橋までのトレイル(半分の行程)は、ベビーカーでも行けそうでした。残りの半分は土の道です。3歳児でも全ての道を歩くことができ、楽しそうにしていました。
※ 駐車場にはトイレも併設されていますが、夏シーズン以外は閉鎖されているようです。
ティプソーレイク / Tipsoo Lake
子連れにおすすめのスポットです。駐車場からティプソーレイクまでは簡単にアクセスでき、湖の周りを一周することができます。他にもいくつかのトレイルルートがあります。湖では泳ぐことはできませんが、ちょっとした水遊びは可能です。おたまじゃくしがたくさんいて、娘は他の子どもたちと一緒におたまじゃくしを探して遊び、良い気分転換になったようです。トイレはボットンタイプです。
サンライズ / Sunrise
パラダイスとは異なる角度からマウントレーニアを眺めることができます。サンライズビジターセンターからはたくさんのトレイルコースがあり、冬は冬装備が必要ですが、夏シーズンなら小学生以上で楽しめそうです。
ただ、私たちが訪れた9月末には、ビジターセンターはすでに冬季閉鎖されており、大きなトイレも使用できませんでした。オープンしているトイレ(おそらくジェンダーフリーで2つ)はありましたが、長蛇の列ができていました。
サンライズビジターセンターへ向かう道中のヘアピンカーブに、下の写真のようなビュースポットがあります。実際には、もう少しビジターセンター側に進んだ場所に路駐した方が、他の車が映り込まずにマウントレーニアを綺麗に眺めることができます。
ちょこっとトレイル〜ベンチレイク&スノーレイクトレイル〜
娘のお昼寝タイムになってしまったので、夫婦別々にベンチレイクまでの往復約30分のトレイルを歩きました。出発時にはまったくマウントレーニアが見えませんでしたが、ベンチレイクを見た帰り道にマウントレーニアが顔を出しているのが見え、とても気持ちの良いトレイルとなりました。途中、行き交った人とも『やっと見えたね、so amazing!!』と会話するほどでした(笑)
Snow Lakeまで行く時間はありませんでしたが、もし時間があれば行ってみたかったです。ただし、ここのトレイルはベビーカーでは行けないため、3歳児には厳しいです。アップダウンも多少あるので、小学生以上と行くことをおすすめします。
宿泊先~Rainier Cottages~
Booking.comには掲載されていない宿泊先ですが、コテージのホームページから予約することができました。宿泊したSquirrel Run cabinは、2ベッドルーム、1バスルームのプライベートキャビンです。室内には薪ストーブ、室外にはジャグジー、団らんスペース、焚火スペース、洗濯乾燥機が揃っており、カードゲームやボードゲームも用意されていたため、子どもが楽しめる家となっていました。大人も子どももくつろぎながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。ただ、食器洗い機がなかったことと、シャワーブースが狭かった点が気になりましたが、その他は大満足でした。
★ホームページはこちら→https://www.rainiercottages.com/
持っていくと便利なもの
勝手にセレクト、持っていくと便利なものはこちらです。
- 防寒着(朝晩は冷えます。)
- 食べ物&飲み物(パラダイスのビジターセンターのイートインスペースは11時からです。最新情報はホームページ等でご確認下さい。)
- スマホ/カメラ
- オフラインマップ(パラダイス付近は電波はあります。)
- サングラス(トレイル中、太陽が出るとまぶしいです。)
- 携帯トイレ(子連れは特に!水洗式ではないトイレもあります。夏シーズン以外はトイレが閉まっている場所も多いです。)
おすすめのキッズ用携帯トイレはこちら↓ 公園でもロードトリップでも我が家では大活躍です。
Amazon.com : OXO Tot 2-in-1 Go Potty - Gray, 1 Count (Pack of 1) : Baby
さいごに
2024年夏シーズンからは、試験的に入園予約が必要となったマウントレーニア国立公園。氷河を持つ活火山を子どもと一緒に楽しむことができるので、おすすめです。シアトルからも2〜3時間の運転で行けるため、頑張れば日帰りも可能です。シアトル観光と合わせて、ぜひマウントレーニアを見に行くことをおすすめします。
お読みいただき、ありがとうございました。
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