12月下旬、クリスマス前に、3歳児とザイオン国立公園に行きました。最高気温は10℃を下回り、朝晩は氷点下になる時もありましたが、雪もなく、気持ちいい冬晴れの中、綺麗で壮大な自然を堪能できました!トレッキング好きにはとてもオススメです♡子どもと一緒に楽しめました♪
- ザイオン国立公園とは
- シャトルバスでの移動
- ベビーカーでもOK、リバーサイドウォーク
- 担ぐor歩ければエメラルドプールトレイルもおすすめ
- 3歳児でも歩ける、長老の庭展望台(④Court of the Patriarchs)及びその周辺
- 宿泊はザイオンロッジ
- ごはん
- ビジターセンター
- ガイドマップ
- さいごに
ザイオン国立公園とは
ザイオン(ZION)国立公園とは大きな岩壁と深い渓谷に囲まれた地形が特徴的なユタ州にあるアメリカでは人気の国立公園です。ラスベガスから北東に約270km、約3時間のドライブで到着します。グランドキャニオン、アーチーズなどが含まれるグランドサークルの一つです。緑に囲まれているところがヨセミテに少し雰囲気が似ています。川だけでなく山肌も綺麗で、いくつものトレッキングコースがあります。春から秋にかけては自家用車で園内を回ることができず、シャトルバスでの移動になりますが、冬のオフシーズンは自家用車で回ることが出来ます。
ロサンゼルスとの時差は+1時間です。
ザイオン国立公園の特徴であるカラフルな岩肌は、約1億1年万年から2億7千年前に風化、侵食、堆積した堆積岩で、ザイオン地域とコロラド高原付近は昔、海の中でした。それが地殻変動により隆起し、現在のかたちになったそうです。
シャトルバスでの移動
園内は冬を除いて基本的には一般車両は入れないので無料シャトルバスで移動します。数分おきにやってくるのでしばらく待てば乗れますが、特に休日は混んでいます。私たちが行ったのは冬のオフシーズンでしたが、始発のビジターセンターのバス停にはたくさんの人が並んでいました。車椅子、ベビーカーを乗せても大丈夫です。娘が爆睡していた時は、ベビーカーは畳まずに乗せてもらいました。
*2023年12月時点、⑦Weeping Rockは閉鎖されていたので、このバス停にバスは停車しませんでした。
バスのルートは2つ、ザイオンキャニオンシャトルとスプリングデールシャトルです。
ザイオンキャニオンシャトルは①ビジターセンターから⑨テンプルオブシナワバまでを結ぶ国立公園内を楽しむルートです。トレイルの入り口やザイオンロッジでごはん、休憩する人たちが乗ります。道中、川や綺麗な岩肌を見ることができ、景色を楽しむことが出来ます。
スプリングデールシャトルはビジターセンターと近くの街、スプリングデールを結ぶルートです。スプリングデールで宿泊している人、ビジターセンター駐車場に停められずにスプリングデールの駐車場に停めた人たちなどによく使われいるそうです。
ベビーカーでもOK、リバーサイドウォーク
子連れでも楽しめるトレイルはリバーサイドウォークです。シャトルバスの終点⑨Temple of Sinawava / テンプルオブシナワバからスタートし、ほぼ平坦の約3.5km、往復1時間半もあれば楽しめる絶景のコースです。歩道は整備されているので、ベビーカーで行くことが出来ます。
舗装された道をバージン川にそって歩くことができます。途中、岩の下も通れます。
また、舗装された道とは別に川の近くを歩くことも出来ます。夏なら、バージン川で水遊びも出来そうです。
リバーサイドウォークの終点では、川に降りることができました。そこからは、上級者コース、ザ•ナローズのスタート地点です。川を歩ける装備を身につけたハイカーたちが杖をついて川の中を上流のほうへ向かっていきました。いつかやってみたい♡装備一式はスプリングデールでレンタル出来るそうです。道行くハイカーに聞いたところ、1日フル装備レンタルで100ドルしないそうなので、自分で揃えるよりお手頃ですね。
行きも帰りも同じ道を歩きますが、光の加減によって岩の見え方も違い、楽しいトレイルでした。前日に雨が降っていたので、水たまりが残る道でしたが、ベビーカーはもちろん、小学生くらいのお子さん達も歩いていたので、難しいトレイルではないと思います。バス停にはトイレもありました。私たちが行った時は冬だったからか、常設してあるトイレはクローズしていたため、使えたのは仮説トイレでしたがそのトイレも綺麗めでした。
担ぐor歩ければエメラルドプールトレイルもおすすめ
ベビーカーでは行けませんが、エメラルドプールのトレイルもオススメです。我が家は3歳児(13kg)をなんとか担いで(夫が)約2時間で回ってきました。夫も娘もよく頑張りました!
本来であれば、ザイオンロッジ(シャトルバス停⑤)からエメラルドプールをまわって次のバス停(⑥The Grotto)までの間を崖沿いに歩けるコースなのですが、2023年12月時点ではザイオンロッジからトレイルに入る入り口の橋が閉鎖されていたのでバス停⑥からエメラルドプール(アッパー&ミドル)の往復(下の地図の青いコース)をしました。
途中、少し険しい道もあり、3歳児を全行程歩かせるのは難しかったと思うので、担いで正解でした。ただ、途中にはゆるやかな道もあるのでそういったところは歩かせたりしました。崖沿いを歩いて、バージン川を下に眺めて歩くトレッキングコースです。ザイオンの綺麗な地形を見ることが出来ます。
エメラルドプールはとても大きな池ではないですが、個人まりとした綺麗な池でした。ロワーエメラルドプールには時間の関係で行けなかったので、次回は歩いて行ってみたいと思います。
3歳児でも歩ける、長老の庭展望台(④Court of the Patriarchs)及びその周辺
シャトルバス④ Court of the Patriarchs / 長老の庭展望台を降りてすぐのところにあるビュースポットは3歳児でも5分で歩ける簡単なコースです。ここでもまた山肌を堪能できます。
道路をはさんでビュースポットと反対側はバージン川に降りることができます。霜がおりていて幻想的な草たちが残る道を歩きながら、透き通ったバージン川を眺めることが出来ます。ちょっとした散歩におすすめです。
宿泊はザイオンロッジ
国立公園内に1つだけあるザイオンロッジに泊まりました。国立公園内唯一のレストランがあるのはこのロッジです。ハンバーガーやパスタなどのキッズメニューもあります。夕飯は宿泊者が食べに来ることが多いようなので、予約をおすすめします。
ザイオンロッジ宿泊者はロッジまで自家用車で行くことが出来ます。冬のオフシーズン(1月〜春まで)を除いて、ザイオンロッジ〜テンプルオブシナワバ間はロッジ宿泊者でもシャトルバスを利用しないといけません。
部屋は綺麗で、飲み水の補給も出来ます。ザイオンの水は美味しいです!行ったら、ぜひ飲んでみてください!また、共用ですが製氷機、電子レンジ、炭酸などの自販機もあります。朝には部屋のバルコニーから大きな鳥の家族(名前はわかりませんが…)を見ることが出来、娘は大興奮でした。午前中リバーサイドウォークへ行き、ロッジに戻り休憩した後、エメラルドプールのトレイルに行ったので、子連れには便利な宿泊場所でした。ただ、公園内が混んでいる場合(夏場など)はロッジのバス停から混んでいるためシャトルバスに乗りにくいかもしれません。始発のビジターセンターから終点のテンプルオブシナワバまで乗車する人が多いので。ただバスは頻繁に出ているので、ずっと乗車できないということはないと思います。
ロッジの前には芝生もあるので休憩するにはいいスペースだと思います。
また、バス停⑥The Grottoからザイオンロッジにかけてほぼ平坦はトレイルコース、Grotto Trailがあります。舗装された道ではないため、ベビーカーでいくことは難しいですが(アメリカのランニング用ストローラーならいけるかも?)我が家は娘に歩いてもらって(途中抱っこもしましたが)トレイルしました。このトレイルにほぼ平行してバスが通る道路もあるので、バス停⑥The Grottoからザイオンロッジまでのシャトルバスが混んでいる場合は、道路脇を歩くことも可能です。ただし、車には気を付けてくださいね。
ごはん
ザイオンロッジのレストランでご飯を食べることもできますが、自然の中で食べるカップラーメンは格別に美味しいです(笑)
スプリングテールの町まで行けば、スーパーやレストランがあります。観光地価格でしたが、夕飯に行ったスプリングデールのThai Sapa(タイ料理)は美味しかったです。
ザイオンロッジ宿泊者でも、国立公園を出てスプリングデールの町まで出て夕飯を食べることが出来ます。もちろん再入園できます。Canyon Junctionを通る際にアクセスキーが必要になるので、ホテルを出る前に確認してくださいね。
ビジターセンター
ビジターセンターにはギフトショップ、ザイオンのことを学べるスペース、トイレなどがあります。園内をまわるシャトルバスの始発駅でもあります。
ビジターセンターからバージン川に沿ったトレイルもあります。今回は時間の関係で行けなかったのですが、車いす対応のコースのようなので、ベビーカーもいけると思います。駐車場には鹿もいましたよ。ビジターセンターの駐車場は広いのですが、12月24日にビジターセンターを訪れた際は、ほぼ満車でした。
ガイドマップ
さいごに
ザイオンは子連れでも楽しめる国立公園だと思います。冬場は空いていてゆっくり堪能できますし、夏場は川遊びも出来そうです。今回行けなかったトレイルをまたまわりたいなと思いました。おすすめスポットです♡
お読みいただき、ありがとうございました。
Instagram始めました♡使い方がまだいまいち分かっていませんが、少しずつ投稿していけたらなと思っています。