アメリカで暮らしていると、日本で暮らしていた以上にしょうがないなと思うことが多々あります。そんな中でも、これは文句を言いたい!!と思うこともあります。アメリカは声に出して言わないと、気づいてもらえない世の中。何も言わなかったら文句も何もないと思われてしまう、謙虚にしていたら損するのは自分…そんな時、英語でなんていえばいいのか⁉英語の苦手な私にとってとーっても難しいシチュエーション。お世話になっているESLの先生に一般的な言い方を教えてもらいました。
◇目次◇
- Complaint とは
- はじめのフレーズ / Making a complaint
- 相手から言われるであろうフレーズ / Apologizing
- 理由を述べるときのフレーズ / Giving reasons
- 落ち着いてもらうためのフレーズ / Calming someone down
- 具体的な苦情内容を知りたいときのフレーズ / Asking for specifics
- 苦情を言われた側が対応する場合のフレーズ / Taking action
- 会話のさいごにThank youを忘れずに!
- 苦情を言いたい時の例
- 例1: レストランでオーダーしたものが来ない時
- 例2: レストランでオーダーしたものが冷たく、しょっぱくて食べれないので、返品したい時
- 例3: レストランでミディアムステーキをオーダーしたのにレアだった時
- 例4: レストランでオーダーしたスープが冷たかったので、温かいものを持ってきてもらいたい時
- 例5: 駐車場に停めていた自分の車のとても近いところ(後ろ)に他の車が停まってしまい、自分の車が動かせなくなった時
Complaint とは
英語で「苦情」という名詞は「complaint」、「苦情を言う」という動詞は「complain」です。
* 意味として真逆なのですが、私は「褒める」という意味の「compliment」と「complaint」よく間違えます。
はじめのフレーズ / Making a complaint
苦情を言いたいときの言いだし方はこれらを使うといいそうです。どれも「苦情を言いたい」という意味です。「...」の部分に苦情の内容を入れます。
- I'm afraid I have to make a complaint.
- I'd like to make a complaint.
- I'm sorry to trouble you, but...
- I've got a bit of problem, you see...
- I'm sorry to have to say this, but...
- Excuse me, there appears/seems to be something wrong (with)...
レストランなどで店員さんに何か言いたいときは、まず「Excuse me...」と話しかけてから、上記のフレーズを使えばいいそうです。これらのフレーズは、メールなどの文章でも同じように使ってOK。
相手から言われるであろうフレーズ / Apologizing
上記フレーズを言った後に、相手からきっと言われるであろう「すみません/ごめんなさい」のフレーズです。こんな感じのことを言われたら、苦情を言いたい気持ちが伝わっていることが確認できると思います。
- I'm sorry...
- I'm sorry to hear that...
- Oh, I'm sorry about that.
- Oh dear, I'm really sorry.
- I apologize... / My apologize (for...)
- I (would like to) apologize (for...)
- I apologize for the inconvenience...
- Please accept my/our (sincere/sincerest) apologies for...
- We were very sorry to hear that...
* sincere : 誠実な、心の底から
理由を述べるときのフレーズ / Giving reasons
苦情の理由を言う時のフレーズです。
- This is because...
- Unfortunately, this was unavoidable as...
- The main reason for this was...
* unfortunately: 不運にも、残念ながら
* unavoidable : 避けられない、やむを得ない
落ち着いてもらうためのフレーズ / Calming someone down
こちらはほぼ苦情を言われた側のフレーズですが、「落ち着いてください」というニュアンスで使われるようです。
- I'm sure that we can sort it out. / きっと解決できると思います。
- I'm glad that you have brought this to our attention. / このことを私たちに知らせてくれてありがとうございます。
具体的な苦情内容を知りたいときのフレーズ / Asking for specifics
こちらも苦情を言われた側が、どんな内容か知りたい時に使うフレーズです。このようなことを言われたら、どうして苦情を言いたいのか、細かく説明しましょう。
- Please tell me exactly what the problem is/what happened. / 何が問題なのか/何が起こったのか、正確に教えてください。
苦情を言われた側が対応する場合のフレーズ / Taking action
- I suggest you leave it with us and we'll see what can be done/what we can do. / 私たちに任せてくれれば、何ができるか検討しましょう。
- I will send someone to take care of it. / 誰かを派遣して対応させます。
- Let me check and see what happened. / 何が起こったのかを確認させてください。
- Let me straighten this out and I will get back to you. / この問題を解決して(整理して)、また連絡させてください。
会話のさいごにThank youを忘れずに!
苦情を言って、何か対処してもらえて、それで良しとしたら、Thank you. と言いましょう。苦情を言っている時は、I'm sorry.は言わなくていいよ、とESLの先生が教えてくれました。
苦情を言いたい時の例
例1: レストランでオーダーしたものが来ない時
レストランで食事をオーダーしたものの、なかなか来ないため、お店の人に「オーダーしたものが来ないんだけど…」と言いたい時のフレーズ。
- Excuse me, can you please check on our order. We've been waiting a long time.
- 「すみません、注文を確認してもらえますか?長い時間待っているのですが。」
オーダーがとおっているかどうか確認してもらいましょう。
例2: レストランでオーダーしたものが冷たく、しょっぱくて食べれないので、返品したい時
- I need to send this back (return) because it's cold and salty.
- 「冷たくてしょっぱいので、これを返品したいです。」
* cold: 冷たい、salty: 塩辛い、しょっぱい
ちなみに、返品に店が応じてくれた場合、こちらは返品した分のお金を支払わなくていいそうです。最後にレシートを見て、オーダーにカウントされていないか確認しましょう。
例3: レストランでミディアムステーキをオーダーしたのにレアだった時
- I ordered the steak medium, but this is rare. Could you please take it back and cook it more?
- 「ミディアムをオーダーしたのに、このステーキはレアです。もっと焼いて(オーダーしたミディアムにして)もらえますか?」
例4: レストランでオーダーしたスープが冷たかったので、温かいものを持ってきてもらいたい時
- Could you take this back and bring hot soup, please? Because this soup is cold.
- 「このスープを戻して、温かいスープを持ってきてくれますか?このスープは冷めています。」
例5: 駐車場に停めていた自分の車のとても近いところ(後ろ)に他の車が停まってしまい、自分の車が動かせなくなった時
- It's too close to my car. I can't back up.
- 「あなたの車が近すぎて、バックできません!」
最後の例は私の実体験です。あるイベントで私自身は駐車スペースに停めていたのに、なぜか正規の駐車スペースではない私の車の後ろに他の車が駐車して、私の車が出れなくなりました。(前は壁で前進して出ることができなかった) その車の持ち主が帰ってくるまで待たなくてはならず、時間のロスだけでなく、なぜこんなところに駐車してすぐ帰ってこない!とイライラしました。同時に、どうやってこの怒りを相手にぶつければいいのか??となり、余計にイライラしたことを覚えています。そして、相手の車の持ち主が帰ってきて、「私、出れないんだけど」的なことを言ったつもりでしたが、軽く「Oh, I'll go.」と言われて、悶々としました。くやしかったです!
日本なら、日本語で文句を言えるけれども、ここはアメリカ。間違った言い方をして、逆上されて銃を突きつけられたりしたらそれこそ災難です。特に子供といるときは気をつけないと。
なので、きちんと苦情を言えるように、英語の勉強を続けたいと思います。上手な苦情の伝え方がありましたら、教えてください。
お読み頂き、ありがとうございました。